「瘀血(おけつ)」とその原因

「瘀血(おけつ)」とその原因

瘀血(おけつ)とは、漢方用語で
『血のめぐりが悪くなりどこかに血がうっ血している状態、血液の粘りが高く「ドロドロ」の状態となり、流れにくくなった結果、体に悪い影響をおよぼす状態』
のことを言います。
血管や血液の状態は、肥満・運動不足・睡眠不足・お酒・タバコ・ストレス・偏食などの生活習慣から大きく影響を受けます。

血行不良が引き起こすさまざまな症状・病気

傷んだ血管やドロドロした血液により血行が悪くなると、
頭痛・頭重・肩こり・めまい・動悸・高血圧・低血圧・冷え性といった身体の不調の原因になります。
ひどくなれば、脳卒中・認知症・狭心症・心筋梗塞・網膜症・くも膜下出血など重篤な病気につながる可能性もあります。
体質だと思ってあきらめていた「調子の悪さ」も、実は血行が原因かもしれません。
年齢とともに、血管や血液の健康に気を配ることがより大切になります。

生薬「丹参」とは

丹参とは、シソ科の植物・タンジンの根を乾燥させたものです。
サルビアの一種で、初夏から夏に淡い紫色の花を咲かせます。
漢方薬として古くから用いられ、以下のような効果が期待できるとされています。

  • 血管をひろげ、血流量を増やす
  • 血圧を下げる
  • 血栓ができるのを防ぐ
  • 血液の粘度を下げ、サラサラにする
  • 血管の老化を防ぐ
  • 血液や血管が活性酸素に侵されるのを防ぐ
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