がんと腸内細菌

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がんと腸内細菌

腸内善玉菌

腸内には善玉菌と悪玉菌が生息し常に双方が勢力争いを起こしています。
悪玉菌は、動物性脂肪・動物性たんぱく質を大好物としています。
これらを多くとり、悪玉菌の勢力が拡大すると、人間にとって有害な成分が腸内にあふれ、腸内が腐敗し、免疫力が低下し、その害は全身におよび、病気・老化・アレルギーを促進させます。
一方、善玉菌は、乳酸菌、ビフィズス菌。オリゴ糖、食物繊維が大好物です。 これらを多くとると、善玉菌が多くなります。健康維持、免疫の改善に非常に重要なものです。

☆善玉菌の主な働き

1、脂質代謝の活性化
2、各種酵素の活性化
3、消火、吸収、代謝の活性化
4、細菌に対する抵抗物質の産生
5、体内に入った薬物の代謝
6、ホルモン、ビタミンの産生
7、有害物質や発ガン物質の分解
8、腸内PHの安定と腸の蠕動(ぜんどう)運動の活性化などがあり、アレルギー体質の改善、健康管理、 病気の予防に欠かすことができません。
生活習慣病、ガンの方は、腸内環境が悪化(悪玉菌が多くなっている)しており、この異常な腸内の 菌叢のバランスを改善することで、さまざまな疾患の予防と改善が期待できます。

免疫力向上は腸管免疫系がかぎ

ガン治療においては、ガンの進行、手術、抗がん剤、放射線治療により体の抵抗力が落ち、免疫細胞の激減、免疫メカニズムへのダメージ、また腸内菌叢バランスの劣化などを起こしています。
このような状態から、免疫療法(AHCCなどをとる)を行い、免疫力を上げて、ガンに対抗していくのですが、この時に腸内有用菌を増やすことができれば効率的に全身に免疫力を上げ、抗がん成分を吸収することが出来ます。腸管には全身にあるリンパ球の50~60%が集中しています。この事実から腸管は人体における最大の免疫機関といわれています。
この腸管免疫系を刺激・活性化させることが、免疫力向上の重要なポイントとなります。

エンテロコッカスフェカリス菌の働き

1、腸管有用菌の増殖
2、全身の免疫力の活性化
3、体の免疫を細胞性免疫(Th1)優位に増強
4、TNF-α(腫瘍壊死因子)の活性化
5、インターロイキン12の誘導
6、日和見感染の防止などの作用が確認されており免疫力の基礎となります。

腸内が活性化された状態から多様な角度よりキノコ系多糖類・非キノコ系多糖類・乳酸菌・酵母・ビタミン・ミネラル(特にセレン・亜鉛)などをとることにより、より優れた免疫力の向上が期待できます。

おなか・元気! 腸管免疫

腸内フローラとは?

今ではすっかりおなじみとなった善玉菌と悪玉菌。これら腸内細菌は1,000種類以上あり、500兆個以上生息しているといわれ、その重さは約1.5kgにもなります。

腸内フローラとは、この膨大な数の細菌の生態系のことを指します。どの菌がどれくらいいるのかというバランスが、私たちの健康に大きく関係するのです。

若々しい人、疲れやすい人といった個性は腸内フローラによるもの。私たちの健康や美容はもちろん、脳や性格にいたるまで影響を及ぼしています。

人はそれぞれ腸内フローラは違っている!

フローラとは「お花畑」という意味で、腸内に生息している細菌の生態系のことを腸内フローラといいます。腸内フローラの内容(細菌の種類とバランス)は人それぞれ異なります。

腸に滞在する細菌たち

善玉菌

腸の働きを整え、消化吸収を促して排泄する、免疫力を上げるために有益な物質を産生するなど、健康な生活をサポートしてくれます。

悪玉菌

有害物質を発生させて腸を攻撃したり、それを全身にめぐらせて悪さをします。おならが臭いのも、悪玉菌が優位になっている証拠です。

日和見菌

まだ解明されていないおよそ7割の未知の菌。日和見菌が良い方に働くと、がんや病気を防ぐ物質を産生することがわかっています。

病気と腸内フローラの関係

うつ

腸内フローラのバランスが崩れると、精神状態に影響を及ぼすアドレナリンやドーパミン、セロトニンといった脳内物質の分泌が異常をきたし、うつやさまざまな精神疾患の原因につながります。

がん

大腸にたどり着いた食べカスには、さまざまな有害物質が含まれています。発がん物質もその一つ。腸内フローラのバランスが悪く、いつまでも有害物質が停滞していると腸から吸収され、がんの発症リスクが高くなります。

認知症

認知症といえば脳の病気ではありますが、腸内環境が悪く、腸年齢が高いほど、物忘れなどが多く、脳機能が低いとの報告があります。いつまでも頭の若さを保つためには、脳トレ+腸トレです。

糖尿病

現在では、腸内フローラと血糖値の関係について多くの研究がなされており、善玉菌を増やすことで、血糖値が有意に低下することが知られています。腸内環境を整えるため食物繊維を多く摂るといった、ポリフェノールを含んだ果物などを摂るといった、食生活の改善が有効です。

老化

食事でとった糖質とたんぱく質が結合し、体温で加熱されるとAGE(終末糖化産物)という物質が体内で発生します。AGEは一種の生理現象で、加齢によって発生しますが、腸内フローラの改善によってその数を減らすことが可能になります。それによって外見上の老化や健康上の老化を防ぎ、いつまでも若々しくいることができるのです。

メタボリックシンドローム

腸内細菌にはファミキューテス類という「肥満型菌」と、バクテロイデス類という「やせ型菌」があり、太りやすく、やせにくい人は腸内フローラに肥満型菌が多いと推測されますが、腸内環境を整えることでやせ型菌を増やし、肥満型菌とのバランスを逆転させることができます。

腸内フローラのバランス

善玉菌が優位になると

・免疫力アップ
・整腸作用
・消化・吸収促進
・老化防止
・健康促進
・アレルギー改善
・美肌
・気力充実

悪玉菌が有意になると

・腸内腐敗
・細菌毒素の発生
・発がん物質の産生
・病気になりやすい
・老化促進
・アトピー、花粉症
・肌荒れ
・無気力、疲労

腸内フローラを整えるサプリメントについて

乳酸菌やビフィズス菌をサプリメントで摂取することによって、ストレスなく腸内フローラのバランスを整えていきましょう。当店では、腸内環境を整えるサプリメントを取り扱っております。

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